創作
下僕:ねえ閣下、笑いってなんだと思います? まめ閣下:なにって。予は猫だから笑わんぞ。 下僕:笑う猫もいるじゃないですか、なんて言いましたっけ。 まめ閣下:チェシャ猫のことかにゃ。あれは予の親戚じゃ。 下僕:えっ! うそっ! そんなこと初めて聞…
まめ閣下:なんだか諸君は今日はずいぶん慌ただしく過ごしていたんじゃないのかね? 朝からバタバタとちっともじっとしておらなかったではないか。何度も出かけて帰ってきたと思ったらまたすぐ出かけてまた帰りは夜中か、と思っておったら今日は早かったけど…
下僕:まめ閣下、ゆうべは絶叫ライブめずらしくお休みでしたね? まめ閣下:昨日は謁見を求める民が大勢参ったからな。さすがに疲れて朝まで気絶眠であった。 下僕:謁見を求める民って。閣下、あれは小説塾の生徒さん、講師を招いて作品を読む会の参加者さ…
まめ閣下:このまえの、三島由紀夫賞の選考会議はリアルタイムでネット中継があったらしいではないか。下僕は観たのか? 下僕:それが閣下、わたくしまったく知りませんで。あとから知ってがっくりと肩を落としましたよ。で、ネットでいろいろ検索したところ…
下僕:閣下、大変でございます! まめ閣下:なんだ、騒がしい。 下僕:あの、今クローゼットのなかを整理いたしておりましたら、こんな古いパンフレットが出てまいりました! 開いてみれば、詳細なメモ書きが。これ、ちょっとご覧くださいませよ。 まめ閣下…
下僕:ねぇ、閣下、6月にセカンドアルバムがとうとう出るんですよー。たのしみじゃあ、ござんせんか? まめ閣下:それはこのところ下僕がことのほか熱をあげておる「汝、我が民に非ズ」ってバンドのことかい? 下僕:その通りでございます。ライブに通うよ…
予はひとりでおもうがままに新幹線に乗って旅することがかなわぬゆえ、下僕(ヒト)に行かせて脳内通信にて受信した。以下、下僕の報告である。<なぜ小説を書く(創作をする)のか?> 我が家には今年18歳になる老猫(注:予のことである)がいて、これが数…