読書会
・まったく様相の異なる第一部「見えない人間の肖像」と第二部「記憶の書」 ・個と普遍を往還しつつ深まり展開していく思索 ・創作論であり芸術論であり「宣言の書」であるかもしれない ・知の巨人の思考過程を垣間見せてくれる 下僕:閣下ぁ、閣下ぁ~ まめ…
・カポーティのふたつの時代 ・早熟の天才・恐るべき子どもと呼ばれた作家のイノセンス ・「気高い、しかし情けを知らぬ主人」 まめ閣下:下僕よ、おい、だらだらしとらんでさっさと例のやつをやろうではないか。 下僕:あ、閣下。やっとおいでくださいまし…
・「体力と生命力をもてあまし制御できかねている若い男」の世界から「神話」の世界へ ・比類なき肉体性と「淫」の描写 ・「私小説」と「当事者性」 まめ閣下:下僕よ、怠惰なるわが下僕よ。惰眠をむさぼるばかりのうすらばかになりさがっているつもりか。為…
・動物の一種としての人間という視座 ・観察眼の鋭さ ・広島での戦争体験がもたらしたもの ・今読まれるべき作家 ・蟹とはなにか 下僕:おや、閣下ではありませんか。どうしたんです、アザラシが水面に顔出すみたいに、ぽっかりと現れたりして。 まめ閣下:…
・完璧な小説というものは存在する ・体験をフィクショナイズする力のとてつもなさ ・多様な文体を生み出し使い分け、言葉の選択、構成の巧みさ ・何を書くか、ではなく、いかに書くか ・大江という作家の目・耳・頭を借りて世界をみられる喜び ・以前の作品…
・「外さないルシア・ベルリン」 ・死と生、清と濁、弱さと強さ、相反するものを等価に描写する手つきの鮮やかさ ・実人生をいかに作品の素材にするか。ねじ曲げるのではなく変容させること。 ・小説における「ほんとうのこと」とは。ほんとうのことが人の心…
・幽霊譚を元ネタにフェミニズム的視点でライトな語り口で展開される短編集 ・「おばちゃん」の素晴らしさ ・短編はいかに書かれるべきか まめ閣下:下僕よ。昨日は遅くまで賑々しくやっておったのー。 下僕:あ、閣下ではありませんか! ようやくおいでくだ…
*おそろしく完成度の高い作品 *選び抜かれたモチーフ *研ぎ澄まされた言葉 *細部のリアルさ *「川」が象徴するもの *子どもの社会的脆弱性と生きづらさのなかにも喜びを見いだす力 *わたくしもまた、抗いがたい速い川に立たされているのではないか? …
・生物学的に予見された未来はディストピアであるのか?・SFと幻想ファンタジー、あるいは神話 ・変わっていくもの、変わらないもの ・「書く人なら一度は嵌まる川上弘美」 下僕:閣下、閣下、かっっかー!! 出てきてくださいよぉ。 まめ閣下:呼ばれて飛び…
・今あえて吉行淳之介を読んでみた ・文学と時代性についての考察 ・優れた文学作品は時代を超えるか 下僕:閣下、昨夜の読書会はちゃんとお聞きくださってましたか? まめ閣下:またあの薄っぺらい板に向かって何やらしゃべっておったのか。まあ聞いてなか…
・一冊の本について話す気楽な会 ・読書に正解はない、読んで感じたことを自由に語る ・このタイミングで太宰を課題に選んだ理由はとくになくて「早く決めないといけなかったから」と町田さんはおっしゃっておりましたが、ふと気づくと読書会の翌日は太宰が…
・言葉の意味とは。理解とは。 ・小説の言葉とは。 ・それにつけても「読書会」ってすごいわ。 下僕:閣下、昨日の読書会も白熱しましたね。 まめ閣下:ん? 予にはただの世間話にしか聞こえなかったが。 下僕:あ、そうか。閣下は読書会本編が終わってから…
「あなたにはそれが信じられるだろうか? 信じたほうがいい。それはなにしろ実際に起きたことなのだから。」(「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノバ」より) 「それらは僕の些細な人生の中で起こった、一対のささやかな出来事に過ぎない。(中略)も…
母国語以外の言語で書くこと。 世界に紛れ込んだ異物としての自分。 言語、国境、性別、年齢、セクシャリティ、あらゆる境界を飛び越えようとする試み。 まめ閣下:おい、なんか冒頭に文章が出ておるが。あれはなんだ? 下僕:あ、気づいちゃいました? はは…
下僕:ねぇ、閣下、今まで知らなかった素晴らしい作家に出会うって本当に幸せなことですねぇ。 まめ閣下:にゃ、にゃんじゃ、藪から棒に。 下僕:いえ、昨夜はほら、小説仲間たちで定期的にやってる読書会でしてね。その課題図書がこちらで。 下僕:今回、課…
下僕:ねぇねぇ閣下、しばらくぶりにブログ更新しましょうよ。週末にオンラインで読書会やったんで。 まめ閣下:おっ、ようやくその怠惰な腰をあげたのか。 下僕:だってやりたくても材がないんですよ。疫病がいつまでもだらだら居座ってやがるもんでね。 ま…
まめ閣下:下僕よ。昨日も何やらにぎやかだったな。一人で四角い画面みたいなのに向かってなにをべらべらくっちゃべっておったんにゃ? 下僕:やだ、閣下。あれはパソコンではありませんか。わたくしめが毎日毎日黙々と作業している機械でございますよ。 ま…
下僕:閣下、最近たくさんの人がこのブログを読んでくださっているようなんですよ。 まめ閣下:へぇ。そりゃ驚きにゃ。賢い猫君主の話を聞きたいというならわかるが、その予と愚かな下僕の雑談をわざわざ読んでくれるとは物好きもいるもんだにゃ。 下僕:は…
下僕:閣下、閣下。わたくし昨日出かけてたでしょ。読書会だったんです。課題図書はこちら。 まめ閣下:なんや、いつにもましてひどい写真ではないか。 下僕:はは、キンドルですからね。電子書籍は欲しい時にすぐ入手できるし旅行のときは何冊も持っていく…
まめ閣下:おい、下僕よ。最近ちっとも家におらんではないのかにゃ? 予の下僕としての仕事はどうしたのだ。 下僕:最近とかおっきくくくらないでくださいよ。金曜の夜と土曜日、出かけただけじゃないですか。金曜日は横浜で汝、我が民に非ズの実演で、土曜…
まめ閣下:下僕よ、今朝も怠惰なる下僕よ。 下僕:また怠け者呼ばわりですか。今朝はいささか頭が痛いんで、ちょっとくらいだらだらしてても許してくださいよー。 まめ閣下:おおかた飲みすぎであろう。「しらふで生きる」とこのところ毎日のように口では言…
まめ閣下:昨夜はまた大勢が集っておったようだにゃ。 下僕:はい、例のN氏を講師にお迎えしての小説塾の日でございましたからね。閣下だって塾生の一人としてご参加くださったではありませんか。 まめ閣下:何を申すか。予は誰の教えも請わない。単にオブ…
下僕:まめ閣下、ゆうべは絶叫ライブめずらしくお休みでしたね? まめ閣下:昨日は謁見を求める民が大勢参ったからな。さすがに疲れて朝まで気絶眠であった。 下僕:謁見を求める民って。閣下、あれは小説塾の生徒さん、講師を招いて作品を読む会の参加者さ…